電気工事の積算・積算AI 用語集

電気工事の積算や数量拾い、積算AIでよく使われる用語を、電気工事向け積算AIを開発する株式会社Prefabが解説します。

積算の基本

積算 せきさん
積算とは、工事に必要な材料・労務などの数量を設計図書から算出し、単価を掛けて工事費を見積もる業務です。数量を拾う作業と、単価・歩掛を当てて金額にする作業からなります。
数量拾い(拾い出し) すうりょうひろい
数量拾いとは、図面から器具の個数や配線・配管の長さなどを一つずつ数え上げて集計する作業です。「拾い出し」「拾い」とも呼ばれ、電気工事の積算で最も時間がかかる工程です。
員数 いんずう
員数とは、照明器具・コンセント・スイッチなど、個数で数える部材の数のことです。長さで数える配線・配管と区別して使われます。
歩掛 ぶがかり
歩掛とは、ある作業を一定量行うのに必要な労務量(人工)や材料の標準値です。拾った数量に歩掛を掛けることで、必要な作業員数や労務費を算出します。
内訳書(内訳明細書) うちわけしょ
内訳書とは、見積金額を工種・項目ごとに数量・単価・金額で示した明細書です。拾い表で集計した数量をもとに作成します。
拾い表 ひろいひょう
拾い表とは、数量拾いの結果を部材ごとに集計した表です。会社ごとに書式が異なることが多く、内訳書や積算ソフトへの入力の元になります。
質疑書 しつぎしょ
質疑書とは、図面や仕様書の不明点・矛盾点を設計者や発注者に確認するための書類です。積算の前提をそろえるために作成します。
積算代行(積算BPO) せきさんだいこう
積算代行とは、図面を外部の積算専門会社に送り、数量拾い・集計・見積書作成などを委託するサービスです。積算BPO、積算アウトソーシングとも呼ばれます。

電気設備

電灯・コンセント設備 でんとう・こんせんとせつび
電灯・コンセント設備とは、照明器具・スイッチ・コンセントと、それらへの配線からなる電気設備です。建物の電気工事で最も数量が多い区分です。
動力設備 どうりょくせつび
動力設備とは、空調機・ポンプ・ファン・エレベーターなど、主に三相電源で動くモーター負荷に電力を供給する設備です。
幹線 かんせん
幹線とは、受変電設備や引込口から各階の分電盤・動力盤へ電力を送る主要な配線です。太いケーブルとケーブルラックなどで構成されます。
自火報(自動火災報知設備) じかほう
自火報とは自動火災報知設備の略で、感知器・発信機・受信機などで火災を自動的に検知して知らせる設備です。消防法に基づいて設置されます。
弱電設備 じゃくでんせつび
弱電設備とは、電話・LAN・テレビ共聴・放送・インターホンなど、小さな電力で情報や信号を扱う設備です。照明や動力などの強電設備と区別されます。
受変電設備 じゅへんでんせつび
受変電設備とは、電力会社から高圧で受けた電気を、建物で使える低圧に変圧して配る設備です。キュービクルなどが該当します。

図面

凡例 はんれい
凡例とは、図面で使われている記号(シンボル)や線種が何を表すかをまとめた一覧です。数量拾いでは、凡例と図面上の記号を照合して部材を特定します。
傍記 ぼうき
傍記とは、図面上の記号や配線の横に書き添えられた補足表記です。配線の種類・本数・サイズや器具の型番などが記され、拾いの際に読み取る必要があります。
系統図 けいとうず
系統図とは、幹線や弱電・自火報などの設備が、どの盤や機器とどうつながっているかを階ごとに示した図です。平面図と合わせて読みます。
立ち上がり・立ち下がり たちあがり・たちさがり
立ち上がり・立ち下がりとは、配線や配管が天井や床から壁などを通って上下方向に向かう部分です。平面図には長さが表れないため、配線長の拾いでは天井高・器具の取付高さから補う必要があります。
特記仕様書 とっきしようしょ
特記仕様書とは、その工事に固有の仕様や条件を定めた書類です。標準仕様書より優先されるため、積算の前に確認します。

AI・サービス

積算AI せきさんえーあい
積算AIとは、工事図面から部材の数量を拾い出して集計する積算の作業を、AIで自動化・支援する技術やソフトウェアです。電気工事向けには、株式会社Prefabの積算AIソフト「Tera拾い」などがあります。
図面認識AI ずめんにんしきえーあい
図面認識AIとは、図面の画像やPDFから記号・線・文字・表などを検出し、意味のあるデータとして読み取るAIです。積算AIの中核となる技術です。
Tera Engine てらえんじん
Tera Engineとは、株式会社Prefabが自社開発した、電気設備図面に特化した図面認識AI基盤です。配線認識・シンボル認識・表認識などの技術で構成されます。
Tera拾い てらひろい
Tera拾いとは、株式会社Prefabが提供する電気工事向けの積算AIソフトです。PDF図面をアップロードするだけで、AIが配線・シンボル・凡例・表を読み取り、員数と長さを自動で拾い出します。